検査科

診療科・部門

clinical department

検査科

部門紹介

更新:2026年4月

診療のすべての判断は、検査の結果から始まります。

患者さんが検査科に直接来られることは少ない部門ですが、医師が行うすべての診断・治療の判断は検査科の結果に基づいています。「正確・迅速・安全」を合言葉に、検体検査・生理機能検査・病理細胞診検査の3部門が一体となって診療を支えています。2026年4月現在、臨床検査技師17名が在籍しています。

3部門一体運営という強み

検体検査・生理機能検査・病理細胞診検査の3部門を1つの検査科として運営しています。これにより、複数の検査を同じ日にまとめて受けることができ、患者さんの通院回数の負担を減らすことができます。

検体検査

血液・尿・便・細菌などを調べる検査です。2024年度の年間検体検査件数は488,376件です。

  • 血液検査
    血球計算(貧血・感染症の評価)・生化学検査(肝臓・腎臓・糖尿病・脂質など)・凝固機能検査
  • 尿検査・糞便検査
    尿路感染・腎臓疾患・消化管出血の評価
  • 微生物検査(細菌培養・薬剤感受性試験)
    感染症の原因菌の特定と、最適な抗菌薬選択への支援
  • 輸血検査
    安全な輸血のための血液型検査・交差適合試験などの検査・管理
  • 緊急検査
    24時間365日対応による、救急患者さんへの迅速な結果報告

全自動血液分析装置・全自動生化学分析装置・微生物自動培養同定装置を備え、多項目を短時間で処理し救急にも即応しています。

生理機能検査

体の機能を直接測定する検査です。2024年度の年間生理機能検査件数は14,184件です。

  • 心電図検査
    不整脈・心筋梗塞・狭心症などの評価。外来・病棟・緊急への随時対応
  • 24時間ホルター心電図
    日常生活中の心電図を丸1日記録し、普段の診察では捉えにくい不整脈の検出
  • 呼吸機能検査(スパイロメトリー)
    肺活量・1秒量などの測定。COPDや喘息の診断・重症度評価
  • 超音波検査(エコー)
    腹部(肝臓・胆のう・膵臓・腎臓)・心臓・頸動脈・甲状腺・下肢静脈など。放射線を使わない体への負担が少ない検査
  • ABI検査
    両腕・両足の血圧測定による、下肢動脈の狭窄・閉塞や動脈硬化の有無・程度の評価
  • 眼底カメラ検査
    目の奥の網膜や血管の撮影。緑内障・白内障などの眼疾患のほか、糖尿病性網膜症や高血圧の早期発見
  • 脳波検査
    頭部に電極を装着し脳の電気活動を記録。てんかんや意識障害の診断・状態把握
  • 神経伝導速度検査
    手・足の末梢神経を電気刺激し、伝導速度や振幅を測定。末梢神経疾患の診断
  • PSG検査(睡眠ポリグラフ)
    睡眠時無呼吸症候群(SAS)の有無や重症度の評価。入院して行うFull PSGと自宅で装着する簡易PSGの2種類
  • InBody検査
    体水分量・筋肉量などの体成分を部位ごとに測定

高解像度の超音波診断装置・ホルター心電図記録解析システム・呼吸機能検査装置を備えています。

病理・細胞診検査

内視鏡や手術で採取した組織・細胞を顕微鏡で調べ、がんかどうかを診断します。

  • 病理組織検査
    内視鏡生検・手術摘出組織の顕微鏡診断
  • 細胞診検査
    各種がん検診・喀痰細胞診・体腔液(胸水・腹水)の細胞診
  • 術中迅速病理診断
    手術中に摘出した組織の迅速診断による、手術方針決定への支援

標本は院外の病理専門医に依頼し、確定診断を行っています。顕微鏡・包埋装置・薄切装置を備え、精度の高い標本作製を行っています。

緊急対応体制

検査値が危機値(緊急に担当医へ報告が必要な異常値)に達した場合は、担当医に即時連絡する体制を整えており、入院中・外来中を問わず迅速な対応につなげています。

チーム連携

感染管理チーム(ICT)と耐性菌サーベイランス・院内感染対応を連携し、輸血療法委員会では血液製剤の適正使用管理も担っています。内視鏡室・手術室との生検検体・術中迅速病理の受け渡し、循環器内科・呼吸器内科への検査結果共有など、全診療科と密接に連携しています。

専門資格・取得支援

超音波検査士・細胞検査士・二級臨床検査士(循環生理学・微生物学・血液学・病理学)・緊急検査士・心電図検定といった専門資格の取得を組織として支援しており、専門性の高い検査体制を維持しています。

お問い合わせ

まず代表番号へお電話ください月~土 10時〜16時
※各種検査はまず主治医にご相談ください。

制作:検査科 吉原(臨床検査技師)

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