clinical department
現在、親仁会には11名の薬剤師が勤務しており、患者さんの「あなたがいてよかった。救われたよ。」という言葉を励みに、薬物治療の要としてその専門性を発揮しています。
医薬品管理やベッドサイドでの服薬指導たけでなく、地域に出掛け、病気を「生活と労働の場」で捉え、患者さんの立場に立ち、安心・安全かつ有効な薬物療法を目指しています。
また、チーム医療の一員として、化学療法委員会・ICT委員会・NST委員会・褥瘡委員会などの様々な委員会の中で薬学的知識を大いに役立てています。しかし、思者さんにご納得頂くためには薬に関する幅広い知識、調剤に関する技術、そして医療を担う一員としての気概が必要です。
私たちは、スキルアップを重視し、学会や専門研修などへの参加を援助していく仕組みづくりを構築しています。
今後もここ有明地域の住民のみなさをが薬しく、安心して、健康に過ごすことができる地域になるよう努力していきますので、あなたの力を貸していたたけませんか?
米の山病院の外来処方は、休日、夜間や一部の配慮が必要な患者さんを除いて、外来処方箋の90%以上を院外処方箋として発行しています。
電子力ルテシステムで一元管理した患者情報は、各部門と共有化され診療の効率化と結果照会の迅速化が図られています。また、検査や薬剤のオーダー業務を結合化することで、オーダーミスの軽減にも貢献しています。
自動分包機とは、服用する薬の種類や数が多い場合の服薬間違い防止や、PTPシートからの錠剤取り出しが困難な患者さんに対して、1回の服用量ごとに薬剤を分包する調剤支援機器です。錠剤やカプセル剤などを分包する「剤分包機」、と散剤を分包する「散剤分包機」があります。常用量のチェックと正確な調剤支援を目的に散剤・液剤監査システムを導入しています。
服薬指導件数は、2016年度で696件でした。入院患者さんを中心に持参薬を調査したうえで、薬の作用・副作用等について説明すると同時に、現在どのような服薬状況かを把握し、退院後の服薬がスムーズに行くように指導しています。
注射薬製剤は、2016年度抗がん剤99件、中心静脈栄養2079件でした。航がん剤の使用は化学療法委員会のもとレジメン管理がなされており、人院患者さんl人1人に対して、1施用ごとにセット調剤することを基本としています。抗がん剤は安全キャビネットで、また中心静脈栄養はクリーンベンチでそれぞれ無菌的に調製・混合をおこなっています。
病棟では週1〜2回のカンファレンスを実施し、患者さんの疾患・治療に関する情報を多くの職種で共有しています。必要時には多職種(医師・看護師・薬剤師・社会福社士・リハビリ療法士など)による合同カンファレンスを行い、治療方針や問題点を検討し、診療・ケアを行っています。NST・褥瘡対策チームなどの専門チームによる回診が実施され、入退院支援についても多職種による専門チームの介入が積極的に行われています。多職種で行うケースカンファンンスや、退院に向けて地域スタッフを交えてのカンファレンスなども活発に実施されており、多職種協働による患者さんの診療・ケアが適切に行われています。
親仁会の医療理念に賛同して頂き、将来当法人の事業所に動務する意志のある医系学生の方に対し、学業を奨励し経済的な援助を行うことを目的として奨学金制度を設けています。薬学生さんの場合は月額6万円で、貸与期間は奨学生決定から卒業まで(最高8年間)です。なお、貸与期間と同一期間を親仁会で業務に従事された場合には返済が免除されます。ご不明な点は下記担当者までお気軽にお問い合わせ下さい
最低3カ月間は研修プログラムに従って、職責者が責任を持って育成を援助します。また、プリセプター(研修助言者:一般的には入職数年の職員が担当)がアドバイスと援助を行います。
学会および研修会への参加を保障し、学会発表をゴールに取り組みます。認定薬剤師・専門薬剤師等の資格取得を援助します。
管理者となるためのマネージメント方法等を学びます。
法人の薬剤師が集まる会議の際に、抄読会・メーカー学習会を行っています。また、米の山病院と調剤薬局の合同漢方学習会や、大牟田薬剤師会の研修会の他、不定期に開催される学習会にも積極的に参加しています。
近年参加した学会には、社会薬学会・日本環境学会・緩和医療薬学会・病院薬剤師会学術大会などがあります。
現在、親仁会には「研修認定薬剤師」「漢方生薬認定薬剤師」「NST専門療法士」の資格を取得した薬剤師が動務しており、今後も更にスキルアップを目指します。
親仁会では、就業規則に「産前・産後体暇」「育児休暇」「育児時間」を定めており、結婚・出産後も働きやすい環境が整っています。弊会の薬剤科スタッフにも、出産後に職場復帰し、子育てをしながら仕事を続けている薬剤師がいます。