about
更新:2026年4月
褥瘡(床ずれ)を防ぐこと、そして治すことを、チーム全体で取り組みます
褥瘡対策チーム(PUT)は、褥瘡(床ずれ)の予防と治療に取り組む多職種チームです。褥瘡とは、長時間同じ姿勢でいることで皮膚が圧迫・ずれて傷ができる状態です。高齢・低栄養・糖尿病・麻痺などのある患者さんに発生しやすく、入院の長期化や生活の質の低下につながります。「入院中に褥瘡を作らない」「すでにある褥瘡を改善させる」「退院後も継続してケアできる体制を整える」の3つをミッションとして活動しています。

床ずれ(褥瘡)とは
床ずれ(褥瘡)とは、同じ体勢で長時間過ごすことで、皮膚が圧迫され続け、血の流れが悪くなることで皮膚や組織が傷む状態をいいます。
寝たきりや車いすで過ごす時間が長い方、体の抵抗力が低下している方、栄養状態が良くない方などに起こりやすいとされています。一度できると治るまでに時間がかかり、感染症を引き起こすこともあるため、「できてから治す」よりも「できる前に防ぐ」ことが何より重要です。
入院中は体の動きが制限されることが多く、床ずれが生じやすい環境になりがちです。当院では、チームが連携して早期から予防に取り組んでいます。

皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)・担当医師(外科)・各病棟看護師・透析室看護師・外来看護師・管理栄養士・理学療法士・作業療法士・薬剤師が参加しています。皮膚・排泄ケア認定看護師は褥瘡の評価・ケア計画の立案・各病棟スタッフへの指導を担い、チームの専門的な活動を支えています。

当院の取り組みは院内にとどまりません。法人内の他の事業所・施設への褥瘡回診や、地域の医療機関・施設への継続的な支援も行っています。また、地域の医療・介護関係者が集まる大牟田創傷管理研究会(2009年発足)には、皮膚・排泄ケア認定看護師が発足当初よりコアメンバーとして参加し、講師・相談対応・実践指導を通じて地域全体の創傷ケアの質向上に貢献しています。
「床ずれができやすいと言われた」「以前入院したときに褥瘡ができた」など、ご心配な方は担当看護師へお気軽にご相談ください。入院前から予防策を講じることで、褥瘡の発生を大幅に減らすことができます。在宅療養中に褥瘡ができている患者さんのご相談も、外来主治医を通じてチームにつなぐことができます。
監修:事務局 竹下(皮膚・排泄ケア認定看護師)
